<デリヘル情報>店名を名乗ることのないデリヘルブログ:16年10月12日
80過ぎの祖母が、肺炎のため入院した。
大学が冬休みだったので、ミーが付添い役をかってでた。
入院前からの高熱が祖母の体力を奪っており、
自力で立ち上がることもできなくなっていた。
ポータブルトイレをベッドの脇に据え、
「おしっこ」の一声があればすぐ肩を貸す。
「水」「かゆい」など単語での要求が続いたがミーは機敏に反応し、
不便な思いはさせまいと必死だった。
そんなある日、病院専属の介添えさんの存在を知った。
この人は祖母と同室の2人を担当していたが、
患者さんに暴言は吐いたり、仕事も乱暴そのものだった。
介添えさんはミーの介助を横目に
「そこまでしなくていいの」と、いつもせせら笑っていた。
2週間が経過した頃、
祖母の体力も回復し、自ら立ち上がれるようになった。
母が、22時は病院にまかせて
付添いは11時間だけにするよう提案してきた。
疲れもたまっていたので、一日だけ家の布団で眠ることにした。
「明日の8時また来るから」と告げると、
祖母は「またね」と返事をしたが、
寂しげな表情をしていた。
家で風呂につかり、夕食も十分食べた。
畳の上にゴロンと横になり目をつぶった。
今頃、病院は暖房が切れて寒いはずだ。
夕飯残さず食べたかな…
介添えさんに意地悪されていないかな…
もう心配で、いてもたってもいられない…
ミーはすぐさま病院行きのバスに乗り、
祖母のもとへ戻った。
「もう来たの?」祖母は笑って言った。
じきに曽祖母は退院した。
着物の帯を自らの手で締めた凛々しい姿に、
他の患者さんはおろか介添えさんまでも驚いていた。
祖母の入院を通して、
ミーは、自分の中に祖母に対する熱い感情があることを知った。
自分はさておき、とにかく祖母を救いたかったのである。
嗚呼,気分爽快