<デリヘル情報>店名を名乗ることのないデリヘルブログ:15年01月01日
ミーがたしか4、5歳の頃。
お守り袋の中に何が入っているのか気になってしかたなく、
こっそり開けてみたことがある。
結局、中身が何だったのか、
今となってははっきり想い出せないが、
何か小さな、金色の仏様のようなものが入っていたような…気もする。
ともかく、
その後しばらく「お守り作り」が「マイブーム」となり、
紙で作った袋の中に金色の折り紙で折った小さな兜を入れて、
「お守り」だと言って、ミーは家族に「プレゼント」していた。
それから10年以上の時が経ち、
ミーは高校生になった。
当然、昔、
幼かったミーが自己満足で作ったお守りのことなど
記憶の彼方に消えていた。
…が、ある日、お母さんから、
これを覚えているかと、
ホッチキスでグチャグチャになった紙きれを見せられた。
親父は「これを持っていると事故に遭わない」とか言って、
その「自称お守り」をずっと財布に入れ続けているという。
親父の性格からして、
単に財布に入れっ放しだったということも考えられるが、
それを差し引いても、
高校生の私に何やらジワ〜っと感じ入るところがあった。
しかし、
親父には自分が少々感激してしまったことはもちろん、
お守りの存在を知ったことすら言わなかった。
親父と会話が出来なかったわけではない。
ただただ、思いも寄らなかっただけである。
更にまた時は過ぎ、親父は他界した。
最後の財布の中には、お守りもどきは無くなっていた。
結局、
親父とはお守りがどうこう…という話はしないままだった。
でも、ミーはそれで良かったとも思う。
お守り袋の中身同様、大切なものは、
その存在の手触りを時々確認できるくらいで良い…と
ミーは思う。
――――――以上で今日の報告を終わります。